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2007年6月4日月曜日

EchoLinkに標準対応した144メガ/430メガ帯FMデュアルバンダーが発売になる

ケンウッドから、アマチュア無線の新たな楽しみ方として現在注目されている、VoIP無線システムの中でも全世界で圧倒的なユーザー数を誇る「EchoLink」に標準対応したトランシーバー、144メガ/430メガ帯FMデュアルバンダー「TM-V71シリーズ」が六月下旬から発売になるそうです。
144メガ/430メガ帯FMデュアルバンダー
送信出力50W、1000メモリーチャンネル TM-V71S 62,790円
送信出力20W、1000メモリーチャンネル     TM-V71 57,540円

 「EchoLink」とは、パソコンでの音声チャットと同じように、無線機の音声をインターネットに中継して、無線局側からDTMFコードを通じ特定の相手局を呼び出したり、プログラムそのものをコントロールすることによって、海外のアマチュア無線家とも交信できるVoIP無線のシステムのことです。

考えてみれば、双方が見通し距離内でないと交信できない超短波の無線通信ですが、このシステムでは、その通信経路の大部分をインターネット経由で中継されるため、誰でも容易に遠くのアマチュア無線局と交信が出来てしまう便利なシステムです。

 しかし、アマチュア無線は専ら電波を通信媒体として相互に交信するのが決まりであったはず、それが、いつのまにか、技術の進歩と言うか?時代の流れか?規制緩和のおかげか?通信経路の大部分をインターネット網に任せてしまう、これは、もはや無線通信と言うより情報通信の範疇ではないのでしょうか?

マルコニー以来、電波と言う気まぐれな通信媒体を試行錯誤しながら操り、次々と新しい発見をしてきたアマチュア無線家も今では情報通信と言う流れに取り込まれつつ有るように思われます。

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