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2006年11月2日木曜日

SWRが予想外に良くて逆に困ってしまった

アマチュア無線用のUHFトランシーバーの電波の飛びがイマイチ良くない様に思われ、電波の発射状態をモニターする「SWR/パワー計」の必要性を感じ始めました。

それで、秋葉原のアマチュア無線機器の専門店「ロケット・アマチュアムセン本館」へ行き、144メガ/430メガ帯用で、掌に載るコンパクトなSWR/パワー計(SX27P)を買ってきました。

超短波帯専用のSWR/パワー計
このSWR/パワー計は、送信機から出た電波が効率良くアンテナから放射されているかをモニターする測定器であると同時に、アンテナの長さや間隔、高さなどの諸元を加減してアンテナと送信機との整合(マッチング)をはかる為にも用いられます。

それ故、アマチュア無線局の運用時には必ずこのSWR/パワー計のご厄介になっていると言って過言ではありません。
早速、送信機とアンテナの間に接続して測定してみたところ、意外や意外で測定結果の値がもの凄く良いのにビックリするやら、「そんなはず無い」っと、半信半疑の気持ちでもありました。

簡単に言えば、送信機からアンテナへ出て行く高周波電力と逆にアンテナから戻って来てしまう電力との比で決まる定数があり、これが小さい程、効率良く電波が放射される訳です。

現在使用している430メガのアンテナとしては、ダイアモンドのコリニア「U-200」とアローラインのグランドプレーン「AL-432F2」を使用していますが、どちらのアンテナも予想外の良好な測定結果が出ました。

ダイアモンドのコリニア・アンテナ「U-200」
アローラインのグランドプレーン・アンテナ「AL-432F2」

しかし、これには些か参りました。
電波の飛ばない原因がアンテナの整合(マッチング)が悪いと推測していましたが、この測定結果では問題ない事が分かり別の要因を調べる必要が出てきました。送信電力は人並みの30W程度はあり、後はアンテナの架設場所と高さが災いしている可能性があります。

でも、ハッキリ言ってこの問題の解決が一番難題です。
家の外回りでの作業でご近所と摩擦を起こさないようにする気遣いもしつつ、アンテナの架設位置や高さなどを変える作業があります。東京の住宅密集地区では、アンテナのマッチングと同時進行で、ご近所とのマッチングをとる事はなかなか難しく、直ぐには手が出せない状況です。暫くは様子見でしょうか・・・


コメント(アーカイブ)

始めまして。vhfuhfのswrの調整は比較的簡単に出来ますがhfはなかなかですよ。
小生はhf専門にそれも電信「和文」で出てますがね。
マンション住まいではなかなか難しい所ですけどね。
今後ともよろしくお願いします。
Posted by  gqs at 2006.12.9 23:12:08
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アンテナの整合にはいつも手を焼いています。そのつど、屋外での試行錯誤が必要で、しかも独りでは出来かねる場合もあり骨の折れることです。
私も四十数年前から和文電信をやっています。
かって大学の電気通信学科では、電気通信術いわゆる トンツーの教科があり、三年間の履修の末にプロ一級の単位を取得しました。
卒業後、多くの級友は外洋行路の大型船に無線通信士として乗船していきましたが、私は内地に残り就職しました。
それでも、習ったトンツーはアマチュア無線で役立ちました。
実際には、送信スピードの早い人遅い人、符号に独自のクセのある人などなど、千差万別の符号が飛び交う訳ですが、常に受け手が100%解読できる、正確で適正なスピードで送信するよう心掛けています。
Posted by  BlueMac at 2006.12.10 22:59:58
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