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2006年7月19日水曜日

元箱の表示とは全く違う無線通信機が入っていて、しかも、ケース無しの製作途中の姿でした

段ボール箱は下の部分が粘着テープで補強してあり、上面は平らでなく少し盛り上がっている様に見えました。
「SM-5」の段ボール箱
側面に印刷された「SM-5 PRE-SELECTOR CONVERTER」が入っている様には思えない雰囲気でした。少々戸惑いつつ、綴じ糸を解き、内装段ボールの上を開いてみて予感が的中しました。

亜鉛メッキの金属シャーシーに組み立てられた裸のセットが見えました。内装段ボールを一気に引き出すと、正に製作中とでも言った方がいい様な工作物です。大きさがほぼ「SM-5」のサイズに近く、この段ボール箱に上手い具合に収まっていたようです。

これでは、ご覧頂いた方には中途半端な終わり方になってしまう恐れもあり、更にデジカメで撮ったスナップショットを加えてプロフィールが良く分かるようにしてみました。

「SM-5」ではない半完成品のセット
シンプルな筐体設計で、小型軽量の扱い易さ、ご覧の様に組立が終わり、これからCRやリード線の配線を始めようとしていた物の様に見受けられます。

菅野の電源トランス、エルナーの電解コンデンサ、松下電器の三連バリコン、アルプスのロータリースイッチ、ミツミの真空管ソケットなどなど、真空管時代を共にした方々ならお分かり頂けるパーツで仕上がっています。

真空管は四本で、うち一本は定電圧放電管、残りの三本は高周波用の球の様にシャーシーに刻印された品番から読みとれます。バリコンに寄り添うようにあるのが、タイトボビンにエナメル線を巻いたコイル。

こんなパーツ構成のこの工作物は何なのか?ここでは敢えてお知らせしませんが、皆さんそれぞれのご想像にお任せします。



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